RT LOCK ONの中の人のblog

もて耐の公開練習に行って来ました。
メンバーは出走ライダーのYu1と丸山さんと自分の3人です。
丸山さんは10年以上ぶりのレース復帰なので、どの位のタイムを叩き出してくれるか、今から期待満々。
普通に2分フラットとか出たらどーしよー！

それに比べ、自分は去年のもて耐以来の走行っていうか、バイクに乗るのも去年のもて耐以来です。
大丈夫なのかオレ？？？
走行前に、先日オレのGSX-R1000から取り外したラップショットを装着します。動作確認も出来てOK。終始Yu1はラップショットなんていらないよー！なんて言ってましたが。

今回、Yu1がもて耐のレギュレーションを読んで引っ掛かったのがタイヤ。
レギュレーション上は公道走行可能なタイヤ(詳細は省きます)と書いてあり、それじゃあBT003はダメじゃんって事で、BT003-ST(ストリート)で挑みます。
もてぎ側にも確認してBT-003(無印)はダメって言われたらしいのですがホントかね？？？
まさか、このタイヤ問題が、この日最悪の事態を招くなんて・・・

天気は上々で路面温度も適温の中、まずはYu1が初心者走行枠で走行。
なぜ初心者走行枠かって言うと、1年以上GSX-R600に乗っていなかったからだそうです。
1年以上GSX-R600に乗ってなかった割にはまずまず走れている模様。 新品タイヤなので皮むきを兼ねて走行です。
タイムは計測するまでもなく、次に丸山さんに交代。
普段からZX-10Rに乗っているので600なんかちょろいでしょ！
タイムは24秒？？？
え？え？？えー？？？
きっと本番に向けて温存してるのでしょう。



次の初心者走行枠は皮むきも終わった状態でYu1がアタック。
今度は先導走行も抜けるのでフラストレーションの溜まらない走行になる事でしょう。きっと10秒フラット位は叩き出してくれるはず。
ピットでYu1がどんなタイムを出してくれるか見守りますが、一向にタイムが更新されません。
おかしいなと思っていると、もてぎのオフィシャルカメラが1コーナーをアップで写すじゃないですか。
1コーナーの縁石付近にスタンドを立てて止まるDucati。ヲイヲイ、そりゃまずいだろ・・・なんて、丸山さんと笑っていたらカメラがパンして2コーナーへ。

まだなんかイカレたライダーがいるのかなって思ったら、そこには見慣れた青いバイクが・・・しかもゼッケンがウチのと同じ2番でやんの。
まさかと思いましたが、どうにもこうにもウチのバイクみたい。
Yu1は無事なようで自力で歩いています。
バイクには大した損傷は無いようなので、ひとまず安心？？？
一体全体何が起こったのか分からず、ひたすらバイクとYu1が戻ってくるのを待ちます。
だいぶ時間が経って、やっとこさYu1が帰還してきました。
足が痛いとの事ですが、骨折はしていない様子。

GSX-R600の状態を聞くと、廃車コースとか言ってますが、どういう事？？？
もしかして次の走行枠でオレは乗れないって事？？？
転倒の原因は2コーナーでのハイサイドだそうで、BT-003STが変な挙動をしたとの事。
やっぱりストリートタイヤじゃ無理があるよー！
それにしてもGSX-R600の行き処は分からず、3人してどこだろー状態。
初心者走行枠の座学が終わる頃を見計らって講師に聞いてみると、ありました！ありましたよ！我チームのGSX-R600が！





3番ピットの壁に横たわって痛々しい感じです。
シートレールは折れ、フロントホイールは歪み、タンクはグシャグシャ。マフラーから何からグシャグシャ状態です。
どうやら、ピットのモニターから見えていた角度ではアッパーカウルの正面から見えていた映像で、そんなに損傷は無いように見えたのですが、損傷の本命は後部だったみたい。
GSX-R1000から移植したラップショットも、トップブリッジが割れている位なのでグシャグシャです。あーあ。オレのラップショットが・・・
それにしてもYu1よく生きてたなぁって感じです。得てしてバイクがグシャグシャの時はバイクが衝撃を吸収してくれライダーの損傷は少ないものですかな。

3人掛かりでYu1のトランポにGSX-R600を積み込んで今日の走行枠は終了。
以前のST600に引き続きやっぱりオレはGSX-R600に乗れない運命なんだなーと実感。
それよりなにより、この状態じゃもて耐決勝まで間に合わないけど、どげんする？

結果としてはもてぎ側に直談判してクラスをオープンに変更してもらいました。
オープンクラスなら昨年のGoose250があるので、それで出走予定です。
あーあ。マスターズ走りたかったなー。