ウイルスバスター2009ダメぽ・・・ その22009/05/14 21:05

昨日の記事でウイルスバスターの不具合を書きましたが、その続きです。
トレンドマイクロから翌日には返答も何も無いだろーと、高を括っていたら昼頃に回答メールが届きました。

メールによると、Windowsサービスである[Distributed Link Tracking Client]を無効化して状況を教えて下さいとの事。
この[Distributed Link Tracking Client]とはWindows2000のドメイン下でNTFSを利用している場合に限り、ショートカットのリンク先やOLEのリンク先のファイルをトラッキング(追跡)するサービスであるようです。
初めて知ったサービスではありましたが、調べるとネットワーク上の共有ファイルなんかも同機能の恩恵を受けられるサービスのようです。

当然の事ながら、今更Windows2000のドメイン下環境での利用はしていませんし、今後もあるとはあまり思えません。
ここはトレンドマイクロの指示に従い、該当サービスを停止し再現性をチェックすると、tmpファイルは作成されなくなりました。

自分的にはここで解決なんですが、本来こんな解決方法で良いのでしょうか?答えは否だと思います。
場合によってはWindows2000のドメイン下でPCを利用している人もいると思うからです。
まぁそこはトレンドマイクロという大企業です。該当サービスを停止出来ない環境下での指示も記載されていました。

その指示とは・・・
「リアルタイム検索からxlsファイルを除外して下さい。」
ダメだろソレ・・・。もしxlsファイルにマクロウイルスが仕込まれてたらどうすんのよ?って話です。
もしかして一般人ならそこまで考えが回らないとでも思ったのでしょうか。
この場はとりあえず、この記事は見なかった事にしてやり過しましたが、トレンドマイクロという企業がどういうサポート体制を敷いているのかが良く分かりました。
恐らく知識の無いユーザーは指示通りにxlsファイルを除外してしまい、ウイルスの被害に遭われるのかと・・・

ところで、今回の[Distributed Link Tracking Client]サービスが何故悪さをしていたのでしょうか。
私の個人的な見解ですが、このサービスが動いている場合は、OS側がトラッキング用に更新状態をtmpファイルで保存しており、そのtmpファイルが生成されたタイミングでウイルスバスターのリアルタイム検索エンジンが新規ファイルと認識し、通常通りのウイルス検索を行います。
ところが、ウイルス検索が終わった頃には該当サービスのプロセスがタイムアウトかなんかでトラッキングファイルを掴めなくなってしまい、そのまま放置されtmpを削除するプロセスが誰も居なくなってしまった・・・そんなところだと思います。
もしくはウイルスバスターのリアルタイム検索が、他のプロセスには掴めないようなファイルロックを掛けてしまい、tmpファイルを削除しようと該当サービスが処理を行いますが、敢え無くタイムアウトってところでしょうか。

今回の不具合は非常に稀なケースだと思いますが、ウイルスバスターレベルのシステムなら、しっかりとテストケースに入れておかなければいけない項目だと思います。
今年の更新はどうしようかなー。久しぶりにノートンアンチウイルスにでも戻ろうかな・・・

ウイルスバスター2009ダメぽ・・・2009/05/13 21:10

今日仕事中に、いつものスケジュールを更新しようとXlsファイルを開こうとしたら、なにやら見慣れない○○○.tmpというファイルが大量に同ルートにあるのを発見。
なんだろと思いつつ、その場はtmpファイルを削除してスケジュールのxlsファイルを更新してExcelを閉じたら、またtmpファイルが生成されてる・・・
最近Office関係のパッチも当ててないし、なんだろうなーって思いつつGoogle先生に相談。すると同現象に悩む同士を発見しました。

どうやら現象はウイルスバスター2009がインストールされている環境でExcel2000でxlsファイルを上書き保存すると発生する不具合のようです。
トレンドマイクロ社の正式アナウンスは以下の通り。

Microsoft Excelでファイルの上書き保存を行うと、拡張子”tmp”のファイルが作成される

なんだパッチ出てるじゃんと思い、該当修正パッチをダウンロードして指示通りに適用すると、エラーが発生して適用中断。
どうやらウイルスバスターのバージョンが違うよ!って言ってるみたいですが、自分のバージョンは[17.1.1251]で、サポートページの対象バージョンは17.xxxってなってます。なのにエラーって・・・トレンドマイクロ大丈夫でしょうか???

これじゃラチが明かないので、トレンドマイクロのサポートページを開きメールでもしようかなーって思ってたら、ページ内に電話とかメール以外にサポートチャットなるものを発見。
メールとか電話のサポートってのはよくある話ですが、チャットとは恐れ入りました。変なモノ好きな自分は迷わずサポートチャットをクリックしましたよ。
ところがですね、チャットに接続したはいいですが、待てど暮らせどサポートスタッフが話しかけてくる雰囲気は無く、寂しく「混雑しています。暫くお待ち下さい・・・」との自動メッセージが表示されるだけ。
暇なので2chとかでトレンドマイクロのサポート状態を見ると、やっぱりいつも混雑している模様。電話も似たようなもので、朝一で掛けないと繋がらないのは当たり前で、昼間は1時間掛け続けても繋がらないそうです。
ユーザーが多いのは分かりますが、その数に伴ったサポート体制を整えられないようじゃダメ企業ですよ、と。

で30分程待ちましたでしょうか、やっとこさサポートスタッフからメッセージが届き、今回の不具合現象をチャットで報告。何度も言いますが、チャットで報告です。チャットなんて10年ぶりかも・・・昔はあの某サイトでよくチャットしたな・・・(遠い目)なんて。みんな元気かなー?
話を戻して、OSやらバージョンの確認を聞かれ、向こうも困った様子。聞くところによると、自動アップデートで適用されたバージョン[17.1.1251]のモジュールは今回の不具合を対応したモノとの事。それで現象が治らないんだから、向こうも首を捻るばかり(チャットなので実際は向こうの顔は見えません。想像です)。

最終的に、後ほどメールで送付する指示に従い、ウイルスバスター2009の再インストールを行って下さいって事でチャットは終了しました。
30分位するとメールが届き、再インストールの指示が書いてあります。見ると一般公開されていないモジュールのURLが書かれており、それを適用しろとの事。
同じシステム屋としてこんなもんインストールして大丈夫かいな?って思いましたが、とりあえずダウンロードしてインストール。
自動アップデートを掛けちゃうと再現性が分からなくなるから、ひとまず自動アップデートをせずにインストール終了後に、本現象を再度確認。
おー治ってる!やるじゃんトレンドマイクロ!って思いましたが、まだ分かりません。自動アップデートを掛けていないので、定義ファイルやその他のモジュールが最新ではありません。自動アップデートを掛けて、OSを再起動し、そしていざ再検証・・・
不具合再発・・・トレンドマイクロいいかげんにしろ・・・
やっぱりメールの指示にあった一般公開されていないバージョンは地雷でした。

仕方無いので、さっきトレンドマイクロに「本不具合を早急に対応するように!」って連絡しときました。
これで明日位には返答あるかなー。いや無いだろうな・・・
Excelは毎日使うから困るんですよねー、こういう不具合。
暫定対応として、Excelのプロセスを監視して都度tmpファイルを削除する対応ツールでも作ってもらおうかなー。いや、それなら自分で作るか・・・トレンドマイクロは頼れそうにないからなー
後で夕飯後にビール飲みながら作るかな。